2007.05.06

夜はやさし 〜音楽夜話34〜♪しっとり雨降りなので、うっとりするJAZZでも♪

51moyhkgdnl_aa240_雨のうちに黄金週間も流れ、明日から会社かと思うと、五月病発症!の予感です。あ、あっ、頭が…!

休み中、貯まりに溜った音楽を、色々じっくり聴こうと思いきや、何かをやりながらの聴き流しで、いっぱい聴けたような聴けなかったような。本は全く読めず、ふつふつとフラストレーションがたまり漬けです。

今日は雨降りなので、久しぶりにECM系のJazzの未聴盤を、熟聴。ジャンルイージ・トロヴェシ。と10回くらい言って覚えたものの、明日には忘れそうな名前です。が、イタリアを代表するジャズ・ミュージシャンの一枚です。バス・クラの名手エリック・ドルフィーに傾倒したというトロヴェシは、苦節(?)な人生臭(加齢臭ではない)が滲み出るアルト・クラリネットを担当。ほかにピアノ、パーカッションというトリオ編成ですが、木管楽器の柔らかな音が、奥行きある空間に優しく響き、これからの季節&眠れぬ夜の愛聴となる予感です。

音楽は、ルネッサンス期からイタリア民謡(カンツォーネ)やシャンソンまでを、トロヴェシ節でつなぎ、統一感&哀愁あるコンテンポラリー・ジャズに仕上げています。かのウンベルト“薔薇の名前”エーコも惚れ込み、かつてトロヴェシのアルバム・ライナー・ノートを書いたことがあるそうです。(記号論的に、難解な解釈付きなのでしょうか?)

何はともあれ、本作品は素直に楽しめる一枚なので、(日本での購入者数増進のためにも(現在、売り上げ推定25枚))是非、手に取って聴いてみて下さい!

ちなみにアマゾン(米国)では、彼の名前を入れて検索すると、一部試聴できるので、聴いてみて下さい。『Vaghissimo Ritratto (懐かしい風景)』 / Gianluigi Trovesi

…ああっ休みが終わってしまうっ。

♪音楽同様、このHP(にあるCDジャケット)はどれも、見ているだけで心がリセットされるので、五月病の人は是非ご覧を。

ECM HP:http://www.ecmrecords.com/

2007.02.09

夜はやさし 〜音楽夜話33〜♪春ですね。ハリーですな〜。♪

6pack_item16pack_item2最近テレビを全然見ていないので、こんなビールのCMが流れているなんて、気づきませんでした(ファン失格です!)発売は2月下旬ですか?近くのスーパーに走らなねば…です。

その一員、ハリー・ホソノさんのクラウン時代の音源がボックス(4枚組)で出まして、もうホクホクです。『トロピカル・ダンディ』('75)と『泰安洋行』('76)に、ボーナス・トラックも満載。(『泰安洋行』発表)当時のラジオ出演の音源も入ってまして。(ハリーさんの「ハワイの音楽聴いて、それでちょっと狂っちゃって」という話の流れから、DJさんも「あの、その狂った時っていうのは、どういう感じになるんですか?」などと聞いていました。こういう表現、当時はありだったのですね。まだ自由な感じが素晴らしいです)。

3枚目には、「中華街ライヴ」の全演奏が収録。このいかがわしい無国籍感と、演者の楽しそうな雰囲気。'76年のこの会場にいたかったなあ、と思わせる内容です。(ティン・パン・アレーのメンバーから、矢野顕子(Pf.)、 坂本龍一(Syn.)までが参加)。アメリカ、香港などに根ざした音楽に、ハリーのジャパニーズ風味をまぶし、独特のリズムとメロディを聴(効)かせてくれてます。ひょっとしてそのノリは、スタジオ録音以上かもです。ハリーさんはマリンバ叩いていますし。

そして4枚目はDVD。前記3枚をグルグル取っ替えひっかえしているので、まだ4枚目まで辿りついておりません。異常気象(?)で、巷はもうぽかぽか陽気ですが、この春は、このボックスを手に取って、早速心もぽかぽかしてみてはどうでしょう?

ハリーさんのこの辺の音源を免疫にしておくと、ワールド・ミュージックへの興味・関心が、ぐっと近くなって来ますから。それにしても30年前にこんなことを、偉ぶることもなく飄々とやっていたなんて、やはり凄い人ですね!

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2006.12.23

転がる石のように。

Bobwhitehat(←シンボリックな帽子も、Mr.アメリカです)。

忙しくて、全然更新できません。時間が無くはないのですが、疲れて、もう更新する意欲が…。

「心の白石さん的」知人に、「アメリカの音楽誌「ローリング・ストーン」ではレッチリが2位にランク・イン!ですよ」と教えてもらい、「じゃあ1位はなんなのだろう?」と、検索してみました。

いや〜、予想していた通りの1位でした。堂々の(?)1位は(米国の目玉おやじ的存在)「ラヴ・アンド・セフト」親父でした。前々から、個人的に一つの疑問があり、「日本人に、この人の詞の世界は分かり得るのだろうか」というところから発しているので、その偉大さは讃えつつも、なかなか心に入ってこない、わだかまりのようなものがあります。(誰か、親父の良さを教えて下さい)。

一方ベスト10位を見ると、(聴いたもので)同調できるものは、3位のソニック・ユースと10位のトム・ウェイツ(3枚組)でしょうか?(あとはピンとこないな〜)。マスト丼とかも食わず嫌いで、すいません。以下50位までだと…。ジョニー・キャッシュ(14位)、ザ・ルーツ(18位)、ベック(24位)、ザ・ラプチュアー(27位)、トム・ヨーク(34位)といったところでしょうか。あまり新鮮さないですね。この現状を音楽の成熟と捉えるか、飽和と捉えるか。

でもチャートって見るのって楽しいです。そろそろ個人のベスト10枚選ばねば…です。ほっ。

参考にしてみて下さい。 Rolling Stone HP: www.rollingstone.com/

♪BGM:「ローリング・ストーン」と同調する一枚と言えば、やっぱり、これか!ジム・オルークはいないけれど、音の可能性(拡大と収斂)を追求する作業は健在。新発見あります! 「Rather Ripped」/ Sonic Youth

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2006.12.16

夜はやさし 〜音楽夜話32〜 ハッピー・バースディ、ルートビッヒ

B000iy062k01_aa240_sclzzzzzzz_v39284577_498『のだめカンタービレ』人気余波か?最近HMV、タワー・レコーズほかクラシック・コーナーに多くの老若男女が集っています。私も便乗で…。テヘェ。人生のおまけみたいな感じで、クラシックをちょこちょこ、つまみ食いしています。ジャズばかり聴いてきた耳には、何か新鮮で。詳しい事(理論とか時代背景とか)は分かりませんが…。

そんな中、ベートーヴェンの交響曲全曲をピアノで弾いてしまう人がいる、との情報を(最近クラシックに目覚め、せっせとクラシックに投資している)知人から聴き、便乗で早速注文してみました。(かの知人は別ルートで注文。ちょこちょこ届き、少しずつ集めているそうです)。目下『のだめ』効果か入手困難らしく、1000人待ちだそうです(って、うそです)。

これでも年末になると、何故かクラシックを聴きたくなる心境は、前々からあって。これって何なのでしょう。少しでもホーリー(神聖)な気持ちになれるから、とクラシックを聴けば大丈夫、と思い込んでいるからでしょうか?そこで今年の年末は、大ベートーヴェン大会で行こうかと思っています。“交響曲vsピアノ・ヴァージョン”を、『エイリアンvsプレデター』、はたまた『グリースvsサタディ・ナイト・フィーヴァー』のごとく、聴き比べようかと思っています。

本日はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの誕生日。ということでおめでとう。意外に第五番<運命>のピアノ・ヴァージョン良いです!第九番<合唱付>はとても愉快なアレンジで、ピアノでもやっぱり感動的です。

ちなみにこのCDは、シチェルバコフ(P)による『リスト編曲ベートーヴェン交響曲全集』。で、今回の聴き比べ対抗馬は、クリュイタンス&ベルリン・フィルのCD(5枚組で3000余円)です。名演が廉価で手に入ると思えば、一家に一全集くらいあってもバチは当たらないかと。…比較的安くて名演の全集、あったら教えて下さい。比較したいのです。

「クリュイタンス」という人の名前がなかなか覚えられず、「狂い箪笥」とか「狂いダンス」とかこじつけて覚えています。♪ルートヴィヒ、チアーズ!♪

追記:本日久々の外食。トンカツ屋に行きました。一見さんを嫌う態度に辟易。一見であれ、客をなめた態度を示す輩は“匠”とは言えません。ネットでの評価は悪くないみたいだけれど、カウンターの下で小さな黒い虫(察して下さい)が蠢いていたので、キャベツ残しました。一回くらいは、という怖いもの見たさで興味ある方は是非!(僕はもう行きませんが)。ここです:r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13006574/

2006.12.01

夜はやさし 〜音楽夜話31〜 明日の天気は? 

B000i6bm4y01_ss500_sclzzzzzzz_v38917504_年の瀬になると、一挙セールスやポイント2倍、3倍、まとめて買えば25%オフなど、激化するオフ・セール。ついつい目が眩み、財布の紐も緩んで、ボックス・セットとか買ってしまうわけです。トホホ。まあ良い音楽に出会えるのだから良しとしよう。

…ということで、ウェザー・リポートの4枚組ボックスを、迷ったあげく買っちゃいました。14枚のオリジナル・アルバムから、歴史的に順を追った丁寧なベスト盤(3枚組)、プラス、1978年のドイツでのコンサート(ジャコ在籍時)DVD(2時間余あります)ボックスです。

未発表音源は3曲。「ユリディシ」のフル・ヴァージョン、「ヌビアン・サンダンス」のライヴ(「ミステリアス・トラヴェラー」収録)、そしてマイルズ・デイヴィスがコンサートのオープニングに使った「ディレクションズ」のスタジオ録音です。古くさい?ノンノン。リマスターされた音で、今聴いても新鮮です。色々な発見!あります。

ゆるゆるの(ただただ技巧に走る)数多のフュージョンと一線を画しているのは、やはりザヴィヌルの音楽的間口の広さと、ワールド・ミュージック的冒険心のわくわく度でしょうか?その豊穣さとアレンジ力の綿密さは、解散してからのザヴィヌルの活動を追っても一目(聴)瞭然。やっぱり凄いバンドだったんですね。「お天気お知らせ」バンド。

今年の晦日の愉しみで、紅白の(音声はOFFで)映像だけをはために見ながら、ウェザー・リポートの音楽をガンガンかけて、年越を堪能しようかと思っています。大晦日のお天気はどうでしょう?雨でも雪でも、ウェザー・リポートの音楽で、心は晴れでいきたいと思います。

追記:国内盤、輸入盤、店頭価格、ネット価格、まちまちです。色々調べて、お財布と相談して、是非購入ください。限定版ですので、お早めにです。

2006.11.21

夜はやさし 〜音楽夜話30〜 泣けました。ぞくっときました!

B00006bgxy01_aa240_sclzzzzzzz_ずーっと探し求めていた、ニール・ヤングのゲフィン移籍第一弾(その名も)『トランス』(82年作品)がようやく再発になり、ゲットしました!

ヤングが、シンセサイザー、リズム・マシーン、ヴォコーダーといった当時最先端の機材を駆使して作った逸品(珍品?)です。巷では「駄作!駄作!」と言われるのだけれど、「僕が求めていた(80'sヤング)のはこれだ!」と、個人的には凄く満足度高し、な一枚です。スティックスの「ドモアリガトゥ、ミスター・ロボット」が許せる(むしろ好き)な人は、買うべしです。ヴォコーダーを通したヤングの声が楽しそうで、キュンときますし。

そ、そんな矢先に、1970年フィルモア・イーストでやった、クレイジー・ホースとのライヴ(前座はななななんと、わがマイルズ・デイヴィス!だったそうで。これは勿論、この盤には未収録ですが)が発売になりました。いや〜。うぐっとなりました。良い!(収録時間が40分強という、アナログ時代な長さも、耐え得る長さで“吉”です)。

一見コージーな雰囲気を醸し出していながらも、「Down By The River」や「Cowgirl In The Sand」(16分あります!)には絶えず緊張感がみなぎり、言葉を失いました。正に「イッツ・マンズ・ワールド=“はあどぼいるど”」です!

今週末は、このライヴにゆっくり浸ろうかと!(上記の『トランス』と下記のフィルモア・ライヴ。失敗か成功か、これほどの振り幅が感じられる二種。個人的にはどちらもオススメです!)

それにしても、未発表音源いっぱいありそうだから、クリムゾンみたいにアーカイブス化して、シリーズ・リリースしていくんでしょうか?(お金を蓄えておかなければです)。

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2006.10.27

夜はやさし 〜音楽夜話29〜 隣は何をする人ぞ 

B000001zdd01_aa131_scmzzzzzzz_v105663104疲れたので何を聴こうかなと、ダーティー・ダズン・ブラス・バンドのCDでも、とCD棚を探していたら、隣にあったDavid S. Wareというフリー・ジャズ・テナー奏者のジャケットが目に入り、そちらを選択。

聴くに当たっての注意点といえば。ハードな精神面でのコルトレーン直系の音なので、こちら側にかなりの体力・集中力を要求してきますが、逆療法で疲れている時には、これくらいハードの方が良い場合もあるのです。でも、久しぶりに聴いて、その聴きやすさに吃驚仰天。そのままダーティー・ダズンを聴いていたら、気持ちの持ち様も随分変わっただろうに。もうダーティー・ダズンは何処へ。Davidの激情空間一色になりました。

9年前の作品ではあるけれど、これまで日本では何枚売れたのだろうか、気になります。それにしても、この写真はどこで撮られたものなのだろうか。寒そうな冬だろうに、しゃきっと立つ、四人の清々しさが感じられます。秋深まる夜長のお伴にも、なかなか良いので、見つけたら是非!

2006.10.15

夜はやさし 〜音楽夜話28〜 月夜に、きのこ鍋でトリップ! 

Jpg鍋の季節ですね。バランスがとれていれば、毎日鍋でも問題ない、と思う今日この頃です。すき焼き、しゃぶしゃぶ、キムチ鍋、きのこ鍋、闇鍋…。そんなホットな食べ物には、ホットな音楽を。

最近コンポの傍にずっと置いてある、グラント・グリーン'72年のライトハウスでのライヴ盤をことある度に聴いている毎日。特にファンと言うわけでもないのですが、この白熱のライブは、ダニー・ハザウェイもしくはボブ・マーリーのライヴ盤に匹敵すると自評しています。

それにしてもこのCD。のっけから熱く、鍋のBGMには発汗度高し、そして収録時間も70分と、鍋の食べ始めから食べ終わりまでのトータル・コーディネート度良しです。

三曲目に、スタイリスティックスの「ベッチャ・バイ・ゴーリー・ワウ」のカヴァー曲が。ここで思わず、CD棚に向かい『スタイリスティックス』をピックアップ。そしてコンポのCDをスウィッチしてみるのもまた良し!かと。鍋の湯気に目がかすみ小休止。メロウ&スムースタイリステイックスで、鍋はグツグツ、しばし談笑。

何といってもこの二枚、ともにジャケットがシュールです。グラントは、グラントの中にグラントの中にグラントの中に…な、サイケなロシアの入れ子型民芸・マトリョーシカの如し。そしてスタイリスティックスは、すすき野に詣でた面々がかくれんぼ中?すすき野に横たわってます。(それにしてもこの一枚、どこで撮ったのだろう?)今宵は鍋を囲んでお月見でしょうか?

二枚のキラー・チューン盤。是非きのこ鍋あたりでご賞味あれ!きっと当たり!ますから。(ケタケタケタケタ!)
※これまでの「夜はやさし 〜音楽夜話〜」は、「リンク」(livedoor版)を参照ください。

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